ぼくらLivertyは、社会実験や個を切り売りしながら生きて行くための本拠地として、現代の駆け込み寺シェアハウス「リバ邸」を構えます。
いまの日本には居場所が少ないように感じます。学校か家、会社か家。そのどちらかからこぼれ落ちてしまうと、途端に居場所が無くなってしまう。
リバ邸は居場所でありアジール(避難所、自由領域)です。
行き詰まって前にも後ろにも進めなくなってしまうくらいなら、まずは片道切符だけもって、全国各地にあるリバ邸に遊びに来てください。
「おかえり」と迎え入れてくれる、同じ思いを抱えた様々な仲間がたくさんいます。

– リバ邸発起人・家入一真

リバ邸とは

リバ邸とは、解放集団Livertyから生まれた、「現代の駆け込み寺」をコンセプトに掲げて各地に展開しているシェアハウスです。

全国に70棟以上点在するリバ邸は各拠点に住み込みの管理人と1つのコンセプトを持って各々が独自に運営しています。

 

「現代の駆け込み寺」というコンセプトについて

「世の中の枠組みや空気に苦しくなった人たちが集まる居場所であり、そこで各自が何かしら独自のアウトプットを追求する場所」という意味です。

・アウトプットの内容は自由で、ジャンルも規模も収益の有無も問いません。本当に自分のやりたいことを見つけ、それを形にしていく場所です。

・各地のリバ邸は「現代の駆け込み寺」というコンセプトは共通していますが、地域や住民の特色に沿って、リバ邸ごとに多様な雰囲気・環境・ルールを持っており、各々の管理者が「自分がほしかった居場所」をシェアハウスという形で実現しています。

 

リバ邸が目指す先「アジール(自由領域)」

アジールって言葉を耳にしたことありますか?

歴史的・社会的な概念で「自由領域」「聖域」「避難所」「無縁所」なんて呼ばれる特殊なエリアのことを指す言 葉です。

まぁそんな難しい定義はいいんですが、つまり、リバ邸は、世の中の枠組みや空気に苦しくなった人たちが集まる場所としてのシェアハウスをリバ邸では目指しています。

いまそういう場所って全然ないですから。

もちろん、ただ集まるだけの場所にしたいとは思っていません。

そこでは各自、なにか独自のアウトプットを追求していって欲しいと思っています。

テーマも領域も自由です。

独自の価値観を反映させたウェブサービスでも、儲からないけど開発してみたいプロダクトでも、生き延びるためのビジネスでも、何でもいいです。

リバ邸は、そういったものが活発に生まれるようなパブリックかつ刺激的な環境にしていきたいと考えています。

最終的には、リバ邸を様々な価値観をもった人々が行き交うシェアハウスとして開放していくとともに、どんどん新しいアウトプットが生み出していく刺激的なコミュニティになっていきたいと考えています。

 

リバ邸の特徴

リバ邸はシェアハウスの一つではありますが、いわゆる不動産業者が運営している一般的なシェアハウスとはまったく異なる場所です。

いわゆる「テラスハウス」のようなシェアハウスを想像して来ると面食らうところがあるかもしれません。

一般的なシェアハウスとリバ邸、その違いは主に以下の3点があります。

 

①全てのリバ邸が独自に運営

全国に70軒以上存在するリバ邸は「リバ邸」という共通言語でつながっているものの、各物件で全く空気が違います。

もし仮に1つのリバ邸に足を運んだとしても「これがリバ邸か」と思ってしまうと、他のリバ邸に行くと驚かれるはずです。

全国の各リバ邸は人でできており、家でできていないことが特徴です。

 

②リバ邸の入居者は参加者であり、主催者でもある。

リバ邸は、各物件のコンセプトに共感した人が自主的に集まり設立し、運営しているのが特徴です。

つまり、リバ邸の入居者はリバ邸を盛り上げる主催者でもあります。

「管理人がサービス提供者で住民はお客様」ではありません。

リバ邸の裏コンセプトとして「なければつくる」というものがあり、住民各々が主体的に生活環境やシェアハウス自体の雰囲気を形成していきます。

 

③シェアハウスは日常、リバ邸は非日常。

リバ邸は駆け込み寺としての要素がありますので、いろんな方が来訪します。

時にはクジャクを連れてくる方などもいるぐらい、バラエティに富んでいます。

また、リバ邸で活躍の場を広げ、リバ邸から出ていくことも歓迎しています。

リバ邸は人生の通過点として巣立っていく場所。

ただ「シェアハウスに住んで楽しかった」だけではない価値を得て巣立っていく場所を目指しています。

 

2.リバ邸の環境、暮らすメリット。

基本的には相部屋で、一人用の個室はないことがほとんどです。

その分家賃は安く、例えば都心部〜関東近辺で月5~3万円前後で住むことが出来ます。

リバ邸に住むことには、以下のようなメリットがあります。

 

①生活コストの低減

・初期費用が安く、一人暮らしの1/2くらいのコストで生活することができるため、賃金労働に割かれる時間を減らし、自分のやりたいことにより多くの時間を注げます。

 

②価値観の広がり

会社や学校と家との往復だけの生活では出会えなかったことにより、以下のような価値観に出会えます。

・他業種の人の仕事内容や仕事への姿勢を聞くことができる

・片付け、生活リズムなどにおける「自分の当たり前」が当たり前でないことを知る

また、リバ邸全体としてハウスルールなどは存在せず各々のリバ邸で取り決めるため、生活自体がコミュニケーションの場となっています。

 

③出会いのチャンス

・外部に開かれており、日々色々な人がリバ邸を訪れてくるため、家にいるだけで様々な人と出会えるチャンスがあります。

・自分がこれからしたいことを既に経験した人(転職・独立など)、欲しかったスキルを持つ人、気の合う仲間など、可能性は無限大です。

・もしなにかに挑戦して失敗してしまっても、何でも相談できる仲間がいて、色んな人と出会えるチャンスがあるので、再チャレンジもしやすい環境です。

これらのメリットを活用できるかどうかはあなた次第です。

あなた自身がこれらを活用していくことで、リバ邸は、あなたが夢を実現するための拠点になり得るのです。

 

“教室では学ぶ人・廊下では通行する人。
ところが屋上に上がれば「何者でもない人」になれた。
僕たちは昨今「何者でもない人」でいられなくなった。
アジールは「何者でもない人」でいられる場所のこと。
そうした場所を提供するリバ邸の理念に賛同します。”
– 宮台真司さんからのメッセージ