住人のゆうすけです。1日は長いのに1年が短いのはなぜでしょうか。
春が近づいてきて、雨の降る日が増えてきましたね。心はしばしば天気に喩えられますが、雨が降ると私は祖母の話を思い出します。
泣いている私を慰めてくれる祖母にどうしてあなたは泣かないのですかと聞いた時があったのですが、その時彼女は私にこう答えました。
「生きているとね、心の中の雲に少しずつ涙が溜まっていって、それが時々雨を降らすの。それが涙なのよ。あなたのように小さい頃はそれがとても簡単なの。でもね、涙が落ちていった後の、乾いたコットンのようになった雲は歳を取るごとにどんどん積み重なっていくの。悲しみの涙はみんな途中で吸い取られてしまってなかなか落ちては来ないのよ。」
彼女のような人の雨雲を、優しく絞ってあげるようなことが出来たら良いのにと今でもよく思います。
このページには生温いことが書いてありますが、
“Two men looked out from prison bars, one saw the mud, the other saw stars.”
(“How to Stop Worrying and Start Living”から引用) リバ邸六本木では星を見て泥道を這って進む人をいつでも募集してるらしいですよ。