刮目せよ!名著「思考の整理学」を読んで感じた4つの大事なこと

もうすぐ8月で、久々の日本の夏を体感し、すでに夏バテモードだ。
ホーチミンの方がまだ気温が低いと心の中でいつもブツブツ文句を言っている。
戯言はここまでにしておいて、今日のテーマは最近読んだ「思考の整理学」を読んで感じたことを共有して見たいと思う。

まず作者は外山滋比古さん。
現代文の教科書に実は登場している知る人ぞ知る有名な作家さんだが、
ブログの読者の方はご存知だろうか?

外山さんの名作である「思考の整理学」を何気に最近初めて読み終えた。
タイトルからして取っつきにくいかと思ったが、
それが誤りであると読み始めてから気づくことになった。

*気になる人はコチラどうぞ。

なるほど、「確かに頭の中が整理されたな」、と。

さて、現代の日本の教育では横並びにすることが前提であり、
出る杭を打つのが自然であると、筆者は考える。

人と同じことで安心し、自己表現を恐れ、同調主義者として生きることに腐心する。

あー、なんと浅ましいことか、と嘆く外山氏は、
日本人は学校教育を通じてグライダーを育成しており、
飛行機人間を作ろうとしないとメタファーを使って表している。

飛行機人間のようにジェットのついた人間が自由自在に動かれたら鬱陶しいだけだから。

このような始め方をする外山氏は、きっと日本人にはもっと想像力を持って生きる力を身につけて欲しいと願っているのだろう。

本書を通じて面白かったところをいくつか共有したい。

参照元:http://whitebear0930.net/archives/7176

①馬上、廁上(しじょう)、枕上

中国語を学習した経験がある人であればひょっとしたら上記の意味が全てわかるかもしれない。

人々が良いアイデアを思いつく時はこの3つの状況の時が多い。

馬上:乗り物に乗っている時(昔は馬の上に乗って移動していたから)

廁上:トイレにいる時(かわやの意味)

枕上:枕の上で寝ている間

言われてみれば、なるほどと思わないだろうか。
同じことを繰り返すサイクルだけの日々の中では感じることができないことを、
上記の3つのタイミングであれば、アインシュタイン並みに閃くことになる。

机の上で煮詰まった時は、ずっとその場で考えることはせずに、
何かに乗って移動したり、トイレに行ったり、思い切って寝ていると良いだろう。

寝ている間に思考を整理してくれるので、寝起きに勉強が捗ったり、
突拍子のないアイデアが生まれたりすることがある。

恐れることなかれ。この三つのコツを知っていればひらめきを得られるだろう。

参照元:http://s.webry.info/sp/1702e.at.webry.info/200812/article_11.html

②朝飯前を二度作る

「朝飯前」の意味はご存知だろうか?

「こんな作業朝飯前さ」みたいに、「こんなことは簡単である」と
言ったことがあるだろうが、冷静に考えたら朝飯前は何を意図しているのか?

①の最後の方で共有したが、寝起きは頭の中が整理されて集中力が他の時間帯と比べて高まる。そんな経験はないだろうか?

つまり、朝飯前で朝ごはんを食べる前の時間が最も生産性が高いこともあり、
そもそも朝ごはんを食べないことで、その朝飯前の時間を延長させることができる。
昼ご飯の時間帯に朝ごはんと昼ごはんを兼ねて食べることで、
一旦食欲を満たし、その後昼寝する。

昼寝をして目を覚ませば、また朝飯前の時間を作り出すことができる。
結果1日で2度も朝飯前を作ることで、生産性をフルの状態を持続させることができるわけだ。

ガリガリゴリゴリ働いてばかりの日本人は、正直生産性は先進国の中でも低い基準。
昼休みに電話をかけてくる営業会社なんて消えた方がいいだろう。

情熱の国スペインのシエスタのように、2時間の昼休みの間に、
ランチと昼寝を合わせることで、午後からフルパワーで活動できるのであれば、
こっちの方が効率が良いとは思わないだろうか?

働き方改革で残業時間を減らすことばかり論争するのではなく、
そもそも昼休みの使い方について着手する方が実は近道かもしれない。

この視点を安倍首相に提案したら一蹴されるかどうか気になる。

ちなみに、2食は自分のため、1食は医者のためと言われているように、
食べ過ぎると体に良くない、らしい。私は朝ごはんは食べずに生きている。

参照元:http://www.yani-affili.com/category9/entry387.html

③しゃべることで頭の中を整理し、アイデアを得る

日本人は基本的にインプット重視の学習方法を採用し、
どんだけ良い考え方を持っていたとしてもアウトプットしないので、
宝の持ち腐れであったり、間違ったらどうしようという恐怖観念を
脳内に植え込まれている。全く浅ましいばかりだ。

そんな人は、大阪のおばちゃんやインド人のようにおしゃべりすることで
頭の中の整理をするのが良いだろう。

アウトプットするということは自分の言葉にするわけで、
考えないと話をすることはできない。
言葉にする中で自分の考え方を整理できる。

逆に過ちに気づくことにもなる。
例えば、小学校の時に国語の授業で音読をさせられただろうが、
口に出すことによって正誤性を自分の中で判断する力を養うことができる。

逆に全くアウトプットしない人は傷つくことを恐れるメンヘラさんか、
むっつりスケベさんになるかもしれない。全く人生の磨耗に近しい。

何も恐れることなかれ、自分の思いを言葉にしてみるのだ。
世の中はインプットとアウトプットの関係に加えて、
フィードバックを得ることによってより高次のレベルに達することができるのだ。

互いのアウトプットがぶつかり合うことによって、
これまた高次のレベルに達することができれば、
まさにドイツ哲学でいうアウフヘーベン(止揚)が発生する。
そうやって、今風でいう、フィンテックやアドテク、ヘルステックなどの、
〇〇Techが生まれるのだろう。

本来異なる物事だが、それらが互いに喋る(アウトプット)ことによって
新しい概念を作り出せる時代が到来しているのだ。
バカな考え方だと思わず、口に出してみよう。

もう一度言う、口に出してみるのだ。
話さないバカより話すバカの方が良かろう。

参照元:https://www.lifehacker.jp/2014/12/141219creativity_myth.html

④創造力を身につけよ

2ヶ月前の私のブログでも投稿したが、我々のライバルにはAIも含まれてくる。
単純作業は全て奪われるため、人間は仕事がなくなるか、
創造的な仕事が残ってくるわけだが、想像力を豊かにしなければ危険すぎる。
事務で十分と言っている一般職の方は派遣社員さん、凶報です。
仕事なくなるので自由な時間が増えます(吉報というべきかも)

「想像力のないのは教育のせいだよ」なんて言うのは簡単だし、
「改革が必要だ」っていうのももっともだが、
そもそも創造的な人間を育成できるような教育機関を創造的に作らねばならない。

「これからの人間は、機械はコンピュータのできない仕事をどれくらいよくできるかによって社会的有用性に違いが出てくることははっきりしている」

と書籍の最後の部分に記載されている。

昔から言われ続けているのに、人間はなぜ動かない?

未だにしっかり何も考えずに、有名な企業に入ることに必死になるのだろうか。
人生のレールという名の呪縛から解き放たれないと人間は本当にやりたいことや
必要だと思うことに対して行動することはできない。

嗚呼勿体無い。

「このまま未来はどうなるんだろうか」と悲観するのではなく、

「こんな明るい未来が訪れるからそのための準備をしよう」

と思える人間が増えれば、創造的な社会が形成されることだろう。

幸福な不幸者もしくは不幸な幸福者たちは早く気付くべきだろう。
私は今回もオンラインの世界に檄を飛ばしているが、
この想いがどの世代にも届けばと思おうばかりだ。

このように書くことで私の思考がまた整理されたようだ。
ありがとう、投稿する機会をいただいたこと、そして最後までお読みいただいたこと。